2017/08/23 No.291

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★9月の講習会「論文準備ここからスタート!」★
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情報基盤課学術情報チーム[学術情報リテラシー担当]が実施する
“情報探索ガイダンス”のスケジュールをご案内します。
東京大学にご所属であれば、学生・教職員を問わず、どなたでも参加できます。

●スケジュール:

■【論文準備ここからスタート!】(予約不要・同内容で2回)
・9/22 (金)10:30-12:00
・9/26 (火)13:10-14:40

論文準備で必要となる先行研究の文献調査から文献リスト作成までが、
一度にわかるお得なコースです。
日本語論文のデータベース「CiNii Articles」、英語論文のデータベース
「Web of Scienceコアコレクション」、文献リストを自動作成できる
文献管理ツール「RefWorks」を実習します。

●会場:(本郷)福武ホール地下1階講習会コーナー 先着18名
 http://www.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/koshukai/map.index.html
(Windows PCあり)
 ※障害がある方で会場設備等に配慮が必要な方は事前にご連絡ください。

●参加費:無料

■詳細はこちら
⇒http://www.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gacos/training.html
 ツイッター http://twitter.com/gacos_utokyo


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★9/20「アジア研究文献探索セミナー(韓国朝鮮語文献編)」★
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U-PARL[東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門]が
実施する“文献探索セミナー”の平成29年度の第三回目です。
韓国朝鮮語資料の検索のコツや各種データベースを扱う講習です。

学生・教職員を問わず、どなたでも参加できます(今回は学外の方も参加できます)。

■【アジア研究文献探索セミナー(韓国朝鮮語文献編)】(予約優先)
・9/20(水)15:00-16:30

●会場:(本郷)福武ホール地下1階講習会コーナー 定員20名
 http://www.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/koshukai/map.index.html
(無線LAN設定済みのノートPCをご持参ください)
 
●参加費:無料

■予約・詳細はU-PARLホームページから(予約受付は8/25開始予定です)
⇒http://u-parl.lib.u-tokyo.ac.jp/archives/japanese/20170920


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★研究分析ツール SciVal/Pure 講習会(9/5)、InCites 講習会(9/6)
【申込受付開始】(再掲)★
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情報基盤課学術情報チーム[学術情報リテラシー担当]が
提供元から講師を招いて開催する研究分析ツール講習会のお知らせです。

博士課程・ポスドク・若手研究者から、研究企画担当の教員・職員の方まで、
ぜひこの機会に奮ってご参加ください。
東京大学にご所属であれば、どなたでも参加できます。

今年は「初級者向け」と「経験者向け」の2コース開催、2コース合わせての
参加も可能です。

●日時:(※扱う分析ツールを変え、2回開催。
それぞれ初級者向けと経験者向けの2つのコースあり)

・9/5 (火) SciVal/Pure 講習会
  10:30-12:00 初級者向け / 15:00-16:30 経験者向け

・9/6 (水) InCites 講習会
  10:30-12:00 初級者向け / 15:00-16:30 経験者向け

●内容: 
研究分析ツールとは、世界の研究機関の研究パフォーマンスに関する
客観的データを取得できるツールです。研究チームや研究領域を自分で設定でき、
ニーズにあわせた分析が可能です。
2つのコースは、それぞれ以下の内容で開催します。

初級者向け:研究者個人の業績や部局の現状を把握したい、データを出力したい
経験者向け:他機関との研究力の比較・分析をしたい、研究戦略を練りたい
経験者向けのコースでは、やってみたい分析も募集します。

●参加費:無料

●予約優先です。お早目にお申込み下さい。(残席があれば当日参加もOK)

●会場:(本郷)福武ホール地下1階講習会コーナー 先着18名
 http://www.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/koshukai/map.index.html
(Windows PCあり)
 ※講義をベースに一部備付PCを使って実習します
 ※障害がある方で会場設備等に配慮が必要な方は事前にご連絡ください。

●申込方法: 
本部情報基盤課学術情報リテラシー担当
literacy*lib.u-tokyo.ac.jp (*は@に置き換えて送信)宛てに、
以下のメールをお送りください。

メールのタイトル: 「SciVal 講習会参加希望」 または 「InCites 講習会参加希望」
本文: (1) 「SciVal 講習会」または「InCites 講習会」
(2) 希望コース(初級者向け・経験者向け) (3) 氏名 (4) 身分 (5) 所属 (6) 講師への質問
(7) SciVal または InCites 利用経験 (8) (経験者向けコースのみ)やってみたい分析

■詳細はこちら
⇒http://www.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gacos/training.html

情報システム部情報基盤課学術情報リテラシー担当、
研究推進部学術振興課、リサーチ・アドミニストレーター推進室 共催
協力:エルゼビア・ジャパン株式会社、クラリベイト・アナリティクス


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★不定期連載「図書館職員の検索ライフ」第1回★
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普段、図書館利用者からの様々な質問に答えている図書館職員に
業務や日常で活用している検索ツールやコツを紹介してもらおう!と
インタビューして参りました。
皆さまの検索ライフに役立つ情報をお届けします。
第一回目のゲストは総合図書館参考調査係(当時)のお二人です。

●総合図書館参考調査係のお仕事

Q. まずはLitetopi読者の皆さんへご挨拶ということで、
先ほどまでされていたお仕事を紹介していただけますか?

-東京大学新聞に寄稿されたバートランド・ラッセル関連の記事について、
海外から問い合わせがあったので、調査していました。
総合図書館参考調査係の主な業務の一つに、図書館のカウンターやメール、
ASKサービス(webで図書館に質問ができるサービス)で受けた質問に回答する
というものがあります。

Q. よくある質問はどういったものですか?

-先祖の○○さんが東大に所属していたか?
この本は東大にあるらしいと聞いたのだが、所蔵しているか?
といった質問は多いです。
様々な質問を受けますが、答えるのは該当情報を探せそうな資料の紹介までで、
実際に資料のページをめくって回答を探すのは質問者自身にお願いしています。

●よく利用する検索ツール

Q. 検索のプロのお二人が業務でよく利用するツールを紹介してください。

・Google
  https://www.google.co.jp
・ASKの過去の質問と回答
  https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/ask/?lang=0
・国書総目録
  ※総合図書館の所蔵情報などが手書きでメモしてあるそうです
・国文学研究資料館 日本古典籍総合目録データベース
  http://base1.nijl.ac.jp/~tkoten/
  ※ヨミがわからない時に頼りになるそうです
・東京大学OPAC
  https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_search/
・カード目録
  ※東京大学OPACに登録されていない古い資料を探すときに使うそうです
・NDL-OPAC
  https://ndlopac.ndl.go.jp/

Q. GoogleやOPACなど誰でも使えるツールから、代々、係に伝わる国書総目録
までいろいろですね。検索ツールはどう使い分けていますか?

-○○らしいというような曖昧な質問の時は    Google、
『国書総目録』を見たという質問なら、まず『国書総目録』というように、
質問の具体性によってツールを使い分けています。

●検索テクニック

Q. 業務で活用している便利な検索テクニックがあれば、教えてください。

・Googleで活用するのは、“”(ダブルクォーテーション)と-(マイナス)
 詳細はこちら⇒https://support.google.com/websearch/answer/2466433

・東京大学OPACで、書名がうろ覚えの資料を探す時などは、*(アスタリスク)を活用
 詳細はこちら⇒https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/help/c_jp/index.html#Ke

・曖昧な情報は、GoogleであたりをつけたらJapanKnowledge Libや図書、
 新聞データベースなどで裏をとる。
 JapanKnowledge Libや新聞データベースの利用はGACoSから⇒
 http://www.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gacos/index.html

-他にも、キーワードを単語に切り分けたり、検索期間を区切ったりという
アドバイスをすることもあります。

●Litetopi読者へメッセージ

-調べもので困ったらASKやご所属の図書館へお問い合わせください。
知りたいことを明確にするため、なるべく自分で調べてから質問してください。
質問の際は、調査の目的と、それまでに何を調べてあるかを
伝えていただくと作業が捗ります。

●プライベートで利用するサイト

Q. 検索のプロのお二人がプライベートで検索するサイトを教えてください。

・Kicker online
  http://www.kicker.de/
 ドイツのサッカー雑誌のウェブサイト(のアプリ)で気になった選手をチェック

・寺田的陸上競技WEB
  http://www.rikujouweb.com/
 陸上競技の情報はここで

スポーツ好きなお二人、ありがとうございました。
「図書館職員の検索ライフ」第1回はここまでです。次回をお楽しみに!