資料概要
河本重次郎(こうもと じゅうじろう、1859-1938)旧蔵の、ユリウス・ヒルシュベルグ(Julius Hirschberg, 1843-1925)が収集した医学書。眼科医術を中心としている。
河本重次郎は明治-昭和前期の眼科学者。1883(明治16)年東京大学医学部を卒業後、1885(明治18)年にベルリン大学に留学した。1889(明治22)年に帰国し、同年から1922(大正11)年まで帝国大学医科大学の眼科教授を務めた。
ユリウス・ヒルシュベルグはドイツの眼科学者。ドイツの『眼科中央雑誌(Zentralblatt für Augenheilkunde)』の主筆を務め、『グレーフェ・ゼーミツシュ眼科全書(Handbuch der gesamten Augenheilkunde)』の中の眼科史を執筆した。
所蔵の経緯
1921(大正10)年頃、ヒルシュベルグ氏の希望により、河本氏がヒルシュベルグ氏の蔵書を購入した。図書館へは、関東大震災後の1926(大正15)年に河本氏より寄贈された。
形態
冊子
点数
15,700点
配置場所
書庫、保存庫、自動書庫、コレクション室、貴重書庫
利用方法
事前に、東京大学OPAC(一部資料は詳細検索で「文庫区分」による絞込検索が可能)および下記の目録で、配置場所と請求記号を確認してください。
詳細は下記ページをご確認ください。
目録
- 河本文庫目録 : 旧ヒルシュベルグ蔵書 / 河本博士喜壽祝賀會[編]. 河本重次郎博士喜壽祝賀會, 1936(OPACで詳細を見る)
- 請求記号の記載なし
- 河本文庫目録 : 旧ヒルシュベルグ蔵書 / 東京帝國大學附属圖書館[編]. 第1巻-第4巻. 東京帝國大學附属圖書館, 1939(OPACで詳細を見る)
参考文献
- 柳生四郎. 東京大学特殊集書ものがたり-7-. 日本古書通信. 1994, no. 785, p. 32–33(OPACで詳細を見る)