【アジア研究図書館】イラン・レザー廟図書館との協力覚書に署名

覚書締結

アジア研究図書館ではこのたび、アースターネ・ゴドゥス・ラザヴィー図書館・博物館・文書館機構(イラン、以下、レザー廟図書館)と協力覚書を取り交わしました。
これは、イスラム圏で最大級の図書館であるレザー廟図書館と、東京大学に蓄積されてきたアジア関係資料を集約するアジア研究図書館が研究交流を進めていくためのものです。
マシュハドで行われた調印式では、セイエド・ジャラール・ホセイニー機構長と、佐川英治アジア研究図書館長により両者の学術交流を約した覚書に署名が行われました。

レザー廟図書館について
イラン東北部の都市、マシュハドに位置するシーア派8 代目イマーム、アリー・レザーの墓廟に付属する施設のひとつです。図書館の歴史は10世紀まで遡り、イラン写本研究の中心であり、多数の貴重な資料を所蔵しています。
Webサイト: https://library.razavi.ir/

本件はイラン国内でも大きく報道されました
IRNA(イラン国営通信社)掲載記事
سازمان کتابخانه‌های آستان قدس رضوی و کتابخانه دانشگاه توکیو تفاهمنامه امضا کردند

調印式の様子(動画)
فیلم| بازدید هیئت علمی مطالعات آسیایی دانشگاه توکیو ژاپن از کتابخانه مرکزی آستان قدس رضوی و امضاء تفاهم نامه همکاری

 

Razavi Library
機構長からは記念として15世紀の美しいクルアーン写本の貴重な複製本をいただきました。

 

 

Razavi Library
ハサナーバーディー手稿本部門長との意見交換
Manuscripts Archive, Razavi Library
レザー廟図書館手稿本収蔵室(9万点の手稿本を所蔵)

 

Manuscripts Archive, Razavi Library
手稿本収蔵室内で説明を受ける佐川館長、森本教授
Manuscripts Archive, Razavi Library
手稿本が置かれた書棚