2022年1月26日

総合図書館ではこの度、南葵文庫のデジタル化を行い、「東京大学総合図書館所蔵　南葵文庫」で画像462点を公開しました。

南葵文庫は、紀州徳川家の当主であった徳川頼倫（とくがわ よりみち　1872-1925）が1902年に麻布飯倉の自邸敷地内に設立した私設図書館です。1923年の関東大震災により東京帝国大学附属図書館が全焼したことを受け、復興支援の一環として南葵文庫の資料約96,000点が寄贈されました。 名家の旧蔵書ということで善本も多く、多くの資料が貴重図書に指定されています。

今回は主に貴重図書を対象に、東京大学デジタルアーカイブズ構築事業によってデジタル化を行いました。『伊勢物語』『落窪物語』などの文学作品のほか、『琉球竒花寫真底稿』『冬蟲夏草冩真』『犬追物圖説』といった色彩豊かな資料も多く含まれます。 また貴重図書以外でも、織田信長の一代記である太田牛一『信長記』や、忠臣蔵でおなじみの松之廊下刃傷事件を記した『梶川与惣兵衞日記』も公開しています。この他にも様々な和古書・漢籍を公開していますので、どうぞご活用ください。

【公開サイト・アクセス情報】
公開サイト名：東京大学総合図書館所蔵　南葵文庫
アクセス方法1：以下のURLへアクセスしてください
https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/nanki/page/home

アクセス方法2：東京大学附属図書館ウェブサイトからもアクセスできます
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/contents/collection
→附属図書館ウェブサイトの「コレクション」
→「南葵文庫」　をクリック

【お問い合わせ先】
東京大学総合図書館 情報サービス課 情報サービスチーム調査支援担当
お問合わせフォーム　からご連絡ください

【参考サイト】
総合図書館コレクション解説（南葵文庫）
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/general/collectionall/nanki