2020年11月27日

総合図書館の本館改修工事は、4期エリアの工事はエレベータの設置を除いてほぼ終了し、11月26日（木）に新図書館改修工事完了のグランドオープン式典を開催しました。（この様子は別途ニュースでご報告いたします） 
総合図書館本館の、新しい機能を有する設備と今後の予定について、以下の通りご案内いたします。新型コロナウィルス感染症対策のため、オープンの遅れ及び利用制限等がまだございますが、何卒ご了承ください。 

※東京大学に在籍していない方（入館証・利用証をお持ちの方を含みます）は、現在、東京大学への入構が制限されていますので、総合図書館もご利用いただけません。どうぞご了承ください。

【10月以降オープンの新しい機能・エリア】
1.東京大学の知的資産を発信する空間

・展示スペース　[1階]（11月27日（金）オープン） 
総合図書館が所蔵する資料を、広くご紹介するために設けたスペースです。正面入館ゲートの手前から、図書館に入ることなく展示スペースのみに入室することができます。
現在は、「総合図書館の130年を振り返る」という企画展示を行っています。総合図書館の歴史や、総合図書館が所蔵する、鴎外文庫、青洲文庫などの代表的な文庫から、特徴的な資料を展示しています。 

・オープンエリア　[1階]（11月27日（金）オープン） 
東京大学の知的資産の公開、学術成果の発信などを行う空間です。そのためのエリア貸出なども行う予定です。
現在は「新図書館計画の10年」と題して、新図書館計画のこれまでの歩み、設計段階で製作された図面や工事写真のほか、各種模型など立体的な造形物や映像でご紹介する展示を行っています。 

・国際資料コーナー　[1階]（11月27日（金）オープン） 
総合図書館は、国連寄託図書館、EU情報センターの役割を担っています。国連、国連関連機関、EUから提供される印刷版の新着刊行物を手に取ることができるコーナーです。あわせて、各機関の活動等に関する情報を随時お知らせしていきます。 

２．多様な学習スタイルに対応する空間 
・プロジェクトボックス　[2階]（準備中） 
学外との連携プロジェクトも含め、集中的な討議・作業等が必要となる中小規模のグループに貸出する予定です。上記の貸出をしていない期間は、学生のグループ学習室（遮音性により別館ライブラリープラザとは異なる需要に対応）としても使用可能です。 新型コロナウィルス感染症対策のため、当面は限定した利用といたします。 

・セミナールーム１～３　[2階・3階]（11月16日（月）オープン）
講習会、研究会、授業等に貸出する部屋です。3階セミナールーム３は、防音仕様です。新型コロナウィルス感染症対策のため、当面は個人学習の閲覧室として利用できます。 

・ラウンジ　[5階]（11月27日（金）オープン）
2階のラウンジとは異なり、飲食が可能なエリアです。ドリップコーヒー等の自動販売機の設置も予定しています。学習・研究の合間のリラックス空間としてもご利用ください。食べ物、蓋で密閉できないドリンクは、他のフロアへ持ち出さないよう、くれぐれもご注意ください。 

３．多様な閲覧環境 

・記念室　[1階]（11月27日（金）オープン）
創建時に関東大震災からの復興を記念して設けられた記念室は、改修工事で当時の姿に復元しました。通常は閲覧席として利用できます。（不定期に学内の式典などのイベント実施でご利用いただけない場合があります。） 

・防音ブース　[2階]（準備中）
語学学習、プレゼンテーションの練習など、音声を発する個人活動にご利用ください。4室のうち、1室はバリアフリー対応ブースとなっています。 

・書庫資料閲覧室　[地下1階]（11月16日（月）オープン）
別館自動書庫の新設に伴い、書庫は、保全に注意を要する資料を収蔵する保存書庫という位置づけとしました。さらに、和漢古書類は、特に注意を要する資料として地下の東側に集約し、配架場所や貸出条件を変更しました。これにともなって、書庫資料用の閲覧室を地下に用意しました。他の閲覧室とは異なり、食べ物だけでなく水分補給も禁止です。 

・閲覧個室　[地下1階]（準備中）
主に保存書庫資料を一定量または一定期間専有して研究するために利用できる個室です。
大学院生以上が利用可能で、資料を指定した事前申請が必要です。
上記の利用がない閲覧個室は学習用として利用できます。本学学生が利用可能で、来館のうえ、地下カウンターでの利用手続きが必要です。 

準備中のエリアにつきましては、準備が整い次第、改めてご案内いたします。 
お問い合わせは以下のページのお問い合わせフォームからお願いいたします。 
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/general/inquiry