【総図・新規画像公開】南葵文庫、鷗外文庫等の画像公開について

南葵文庫や鷗外文庫などの公開画像が増えました

                                    2022年7月5日

総合図書館では、東京大学デジタルアーカイブズ構築事業及び国文学研究資料館による「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」により、所蔵資料のデジタル化を進めています。この度、以下のコレクションで公開画像を追加しました。多くが当館の貴重図書に指定されている資料です。どうぞご活用ください。

公開画像の紹介

ドイツ留学時代の鷗外直筆の研究ノートで、ほぼドイツ語で書かれています。主な内容は、日本兵食論の研究に従事していた当時の実験データなどが記録されています。
 
奥書によると、康永2(1343)年に書写された『御成敗式目』です。昭和16(1941)年に、当時の法律で重要美術品に認定された際の証書も残されています。

 

建築家の伊東忠太、精神科医の呉秀三、歴史学者の市村瓚次郎など、本学の名立たる教員が揮毫した絵画や書を綴じたもので2冊から成ります。(画像は、伊東忠太筆)

 

江戸後期から明治時代にかけての本草家・岡安定が書写した植物図です。江戸末期に書写されたものと推測され、様々な植物が鮮やかな色彩によって描かれています。

 

掃苔家・林旧竹による自筆本です。数多くの墓石に関する情報が図と共に記録されています。(掃苔とは苔を掃除すること、転じて墓参りの意味です。)