【開催記録】理学図書館ミニ展示2023

理学図書館では館内で不定期にミニ展示を開催し、多様な所蔵資料の中から何点かを展示・ご紹介しています。


■ 大震災と地震学

2023年は、1923年に発生した関東大震災から100年の節目に当たります。
日本での震災研究のはじまりは、明治後期に日本に滞在した外国人の先導によるものだといわれています。大地震が起こるたびに調査・報告がなされ、メカニズムの解析や予防策の研究が進められてきました。

本展示では展示期間を第Ⅰ期・第Ⅱ期に分け、当館で所蔵する多くの資料をご覧いただきました。
展示前半の第Ⅰ期は、横浜地震(1880年)、濃尾地震(1891年)を中心とした報告書や論文などを展示し、後半の第Ⅱ期では関東大震災(1923年)以降の研究に焦点を当てました。

【 第Ⅰ期 】

  • 期間:2023年7月18日(火)~ 8月30日(水) ※閉館日を除く
  • 場所:理学図書館(理学部1号館東棟)3階カウンター横
  • 展示資料リスト(PDF)

【 第Ⅱ期 】

  • 期間:2023年9月1日(金)~ 10月30日(月) ※閉館日を除く
  • 場所:理学図書館(理学部1号館東棟)3階カウンター横
  • 展示資料リスト(PDF)
ミニ展示2023

■ プラネタリウム誕生100年

2023年は、近代的なプラネタリウムが誕生してから100年の節目となります。

ドイツのカールツァイス社で誕生したプラネタリウムは、1923年10月にドイツ博物館で関係者向けの投影が行われました。その後、検査や手直しを経て、1924年にツァイス社の工場屋上で試験上映が行われ、1925年にはドイツ博物館で一般公開されて多くの観覧者が訪れました。

本展示では、公開当時の様子を伝える雑誌記事や、プラネタリウムの歴史に関する資料をご紹介しました。

  • 期間:2023年11月1日(水)~12月8日(金) ※閉館日を除く
  • 場所:理学図書館(理学部1号館東棟)3階カウンター横
  • 展示資料リスト(PDF)

 


■ 牧野富太郎 『牧野日本植物図鑑』の変遷

2023年春より放送されたNHK連続テレビ小説『らんまん』のモデル、牧野富太郎は、東京大学理学系研究科にゆかりのある人物です。彼の代表著作である『牧野日本植物圖鑑』は改訂に改訂を重ね、現在でも主要な植物図鑑として用いられています。

本展示では、当館が所蔵する『牧野日本植物圖鑑』のうち数点をその特徴とともにご紹介しました。また、牧野が自ら創刊に携わった雑誌『植物學雜誌』の創刊号(1887年発行)を展示しました。

  • 期間:2023年12月18日(月)~2024年1月19日(金) ※閉館日を除く
  • 場所:理学図書館(理学部1号館東棟)3階カウンター横
  • 展示資料リスト(PDF)

 

(最終更新:2024年1月23日)
mini exhibition