
【開催記録】理学図書館ミニ展示2022
理学図書館では館内で不定期にミニ展示を開催し、多様な所蔵資料の中から何点かを展示・ご紹介しています。
■ 図書館員のおすすめ図書 第一弾 -メキシコ先住民ナワ族の暦と儀式が描かれた写本の紹介-(2022/12/1~12/26)
当館職員のおすすめの図書として、メキシコ先住民ナワ族の暦と儀式が描かれた写本の複製本3冊を展示しました。鮮やかな色彩が魅力的な資料です。国内では当館のみが所蔵する貴重な資料も含まれています。ページをめくりながらお楽しみいただけるよう、手に取ってご覧いただけるような方法で展示しました。
~展示資料~
- Descripción del Códice Cospiano(Danesi, 1898)
- Il manoscritto Messicano Vaticano 3773 : Riprodotto in fotocromografia(Danesi, 1896)
- Il manoscritto Messicano borgiano(Danesi, 1898)
*書名をクリックすると東京大学OAPCの情報が確認できます。


■保井コノ -日本初の女性博士-(2022/6/20~10/21)
東京帝国大学は今から約100年前の1920年に女性の聴講生を受け入れ、1946年に初めての女子学生が入学しました。それに先駆けて東京帝国大学で研究を続け功績をあげた女性が保井コノ(1880-1971年)です。保井は東京帝国大学農学部の三宅驥一教授や同理学部の藤井健次郎教授に師事して植物学や石炭の研究を行い、1927年には日本女性として初めて博士号(理学博士)を取得しました。
展示では保井が博士になるまでの論文や彼女の功績に関する文献を紹介しました。また、展示のアンケートに回答いただいた方には理学図書館オリジナルグッズを差し上げました。
- 展示資料リスト(PDF)

