（終了しました）【図書展示】科学するうたごころ　歌作る科学のこころ～本でめぐる坂井修一の世界～（12/3～）

【展示概要】

　東京大学総合図書館は、計画段階から10年近くに及ぶ改修工事を終え、2020年秋にグランドオープンを迎えました。教育・研究を支え、快適な学習環境を提供する機能の充実が図られた改修後の総合図書館３階ホールでは、「新しい知と出会い、つながり、対話する場」として、各テーマに沿った様々な本を展示しています。

　2021年4月からは、新たに坂井修一附属図書館長のもとで、東京大学の知的資産を発信する機能をより一層強化するための取り組みを行っているところです。

　「科学するうたごころ　歌作る科学のこころ　～本でめぐる坂井修一の世界～」では、情報科学者であり、日本を代表する現代歌人でもある坂井修一附属図書館長・情報理工学系研究科教授の、これまでの知的な営みを「本」でたどります。坂井館長が感銘を受けた本や、人生において影響を受けた本のうち約40点を、６つのカテゴリー「故郷」「科学者なのか、歌人なのか」「衝動と文化の葛藤」「文明の進歩≠人類の進歩」「生きること、愛すること」「聖俗清濁あわせもつ」に分けて、その本をめぐる坂井館長の言葉とともに紹介します。あわせて、坂井館長の著書、歌集26点も展示いたします。

　文理融合を体現する存在である坂井館長が、どのような本と出会い、何を考え歩んできたのか、実際に本を手にとって感じてみてください。そこには、混沌としたこの時代を自分らしく生きるためのヒントが隠れているはずです。