総合図書館利用規則改正に伴う、貸出条件等の変更について

総合図書館利用規則改正に伴う、貸出条件等の変更について

2020年8月7日

総合図書館

 

 総合図書館では、このたびの本館の耐震改修工事や自動書庫の新設、アジア研究図書館の開設に伴い、所蔵資料の利用方法についても見直しを検討して参りました。その結果、2020年10月1日(木)より、下記の通り資料の利用条件を変更いたします。

 特に、特に書庫資料は収蔵場所と利用方法を大幅に見直しいたしました。これまで書庫の中には、年代も形態も様々な資料が混在していましたが、改修工事を契機として、あらためて書庫を「保全に注意を要する比較的古い年代の資料を安定的・固定的に保存していくためのスペース」と位置づけた上で、書庫の中に新たに設けるエリアへ、和漢古書*を別置し、資料の保全を目的として一定の利用制限を行うことといたします。

 今後、利用制限により生じる不便をできるだけ解消するため、利用制限対象資料のデジタル化と公開を進め、簡便に資料にアクセスできる手段を提供できるよう努めて参りますので、ご理解、ご協力をいただきますようお願いいたします。

 

 


1.アジア研究図書館図書(総合図書館4階)

   新設:10冊30日(冊数は下記2.および3.とは別カウント)


2.開架図書の貸出

   変更前:5冊2週間  

→変更後:自動書庫資料と合わせて10冊2週間


3.自動書庫資料の貸出

   変更前:書庫資料と合わせて3冊2週間(うち製本雑誌は3冊1週間)

→変更後:開架図書と合わせて10冊2週間(うち製本雑誌は3冊1週間)


4.保存書庫(旧・書庫)資料の利用

 1)和漢古書

*和漢古書:和装(線装)本、軸物、古地図等で、概ね1912年以前に日本語・中国語・韓国朝鮮語で刊行・書写された資料。近代的印刷技法・出版形態によって大量出版されたものを除く。


(ア) 閲覧 【変更なし】

    学内外を問わず、身分によらず館内での閲覧が可能

(イ) 館内複写 【変更なし】

    セルフコピー禁止、業者による複写および10 カットを上限とした利用者自身の写真撮影が可能

(ウ) 入庫申請(書架へのアクセス) 【変更あり】

    本学の教職員、研究員、名誉教授、学生(聴講生、研究生等を含む)は入庫申請可能
    元教員、卒業生はアクセス不可


(エ) 館外貸出 【変更あり】

    本学の教員および名誉教授は(身分証により)貸出可能
    本学の研究員、大学院生(博士課程前期・後期)は申請書(指導教員等の承認)の事前提出により貸出可能
    学部生、職員、元教員、は貸出不可
    上記によらず、画像公開済み資料の館外貸出は原則不可、館内閲覧のみ


2)和漢古書を除く保存書庫資料

閲覧・貸出条件は従来通りで変更はありません。

 

【変更前後対称一覧】

 

変更前

変更後(10/1~)

1. アジア研究図書館

-

1030

2. 開架図書

52週間

102週間

(うち製本雑誌は3冊1週間)

3. 自動書庫

32週間

(うち製本雑誌は3冊1週間)

4.2)保存書庫(和漢古書以外)

32週間

(うち製本雑誌は3冊1週間)

4.1)保存書庫(和漢古書)

原則貸出不可

詳細は4.1)参照

 

※保存書庫資料については、10月1日時点では資料の移動作業中のため、移動が完了するまですべて職員が取り出して提供いたします。和漢古書を別置する入庫制限エリアの運用開始も、移動完了後(10月中旬)になります。

※臨時閉館前または臨時閉館期間中(9月25日まで)に和漢古書を借りた場合は、現在の規
則のもとで貸出を受けることができます。
   例)9/7に貸出(学部学生)→ 返却期限10/8(特別貸出期間)
     9/25に貸出(学部学生) → 返却期限 10/9(貸出期間2週間)
       
 

 以上