IIIF Curation Viewerから「貼り込み資料画像検索プロトタイプ」が利用できます
2019年6月26日
東京大学デジタルアーカイブズ構築事業の一環として、「電子展示『捃拾帖』」を拡張した「貼り込み資料画像検索プロトタイプ」を公開していますが、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が提供するIIIF Curation Platformとの連携がスタートしました。
人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が提供するIIIF Curation Platformでは、2019年5月から「画像を切り取ってくずし字を認識する」機能をリリースしていましたが、これを拡張するかたちでIIIF Curation Viewerの切り取り画像エクスポートプラグインを追加し、切り取った画像の類似検索先を選択できるようにしました。この選択先として次の4種類があり、うち一つが東京大学デジタルアーカイブズ構築事業の一環として構築した「貼り込み資料画像検索プロトタイプ」です。
- AIくずし字認識(一文字)サービス(ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター)
- 貼り込み資料画像検索プロトタイプ(東京大学デジタルアーカイブズ構築事業)
- 浮世絵検索(John Resig, ukiyo-e.org)
- Google画像検索(Google)
切り取った画像がくずし字の場合は検索先を「AIくずし字認識(一文字)サービス」に、浮世絵の場合は「浮世絵検索」に、広告ラベルや幕末・明治のイラストなどの場合は「貼り込み資料画像検索プロトタイプ」に指定といったように、検索先を変えることで効率の良い画像検索を行うことができるようになります。どうぞご利用ください。
- 人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)ニュース(2019-06-24)
- ICPから利用可能な外部サービス(切り取り画像エクスポートプラグイン)
※このページに、「使い方」「使用例」が紹介されています。 - IIIF Curation Platform