
附属図書館では現在、未来の図書館をテーマにしたコンペティションを行っています。
東大の学生・院生の皆さんのアイデアを募集していますので、関心のある方はエントリーをお願いします!
デジタル図書館コンペティション
「東大図書館をデザインせよ! Next Library Challenge 2030」について
1.コンペティションを行う理由
東京大学附属図書館では、大学において今後いっそうデジタルトランスフォーメーションが進むことを見据え、情報系の教員や図書館職員から成る「デジタル図書館タスクフォース」を設置し、未来の大学図書館のあり方について議論を重ねています。その検討には利用者、特に学生からの意見やアイデアが必要と考え企画したのが、このコンペティションです。
本コンペティションでは、学生ならではの柔軟な考えや自由な発想をもとにしたアイデアあるいはプロダクトを募ります。そして今後の図書館活動において、それらの実現を目指していきます。
2.募集テーマ
本コンペティションでは、次のテーマでアイデア等を募集します。
- 2030年の大学図書館に求められるサービス、機能に関するもの。
- 検討にあたって参照すべき資料:「東京大学デジタル図書館構想(フレームワーク)~第4の拠点図書館構築をめざして~」 ※ただし、東京大学附属図書館に限定したサービスや機能でなくても構いません。
- アイデア等に大学図書館の関連部署や類縁機関(博物館、文書館、公共図書館等)を含めることは問題ありませんが、原則として大学図書館が主体となるものを考えてください。
3.募集カテゴリ
(1)考えてみた部門
- 2030年の大学図書館に求められるサービス、あってほしい設備・環境、機能などのアイデアが審査の対象になります。
- 現時点では不可能でも、2030年には実現可能と思われるアイデアであれば構いません。
(2)作ってみた部門
- 2030年の大学図書館に求められるサービス等を実現するために必要なシステム、プログラム等が審査の対象になります。
- 応募時点では「試作」で構いませんが、動作するものを提出していただきます。
4.応募対象者
- 本コンペティションに応募できるのは、応募時点で東京大学に在籍している学部生あるいは大学院生で、かつ2026年3月31日まで在籍していることが確実な方とします。(2026年4月1日以降の在籍状況は問いません。)
- 応募単位は、個人、グループどちらでも可能です。なおグループの場合は、構成するメンバー全員が前述の条件を満たしている必要があります。
5. 応募期日
- 2025年10月6日(月) (審査結果発表は2025年12月中の予定です。)
6.表彰区分および副賞
カテゴリ | 表彰の内容 | 件数 | 副賞 |
---|---|---|---|
最優秀賞 | 全応募作品の中で最も優れたもの | 1件 | 50万円 |
部門賞 | 両部門それぞれで最優秀賞の次に優れたもの | 部門で1件ずつ | 各25万円 |
健闘賞 | 特に審査員の印象に残ったものなど | 数件 | 各5万円 |
- 副賞は、研修費用として授与します。応募作品に関連する学会・シンポジウム等への参加、関連機関の訪問調査、関連施設の視察などのために必要な経費を、各副賞額を上限として図書館で負担します。
- 研修先は国内・国外を問いません。
- ただし、2025年度中の経費使用を厳守してもらうため、研修期間は審査結果発表後から2026年3月10日までとします。
- 研修に必要な費用が副賞を超過しても、追加の費用配分はありません。
- 副賞の額は、応募単位に対するものです。グループ参加の場合、構成メンバー数によって副賞の額が変わることはありません。
- 上記期間中の研修実施が難しい場合は、商品券等での授与に代えます。最優秀賞の場合は1人1万円、部門賞の場合は1人5,000円、健闘賞の場合は1人3,000円相当の商品券等を、副賞の額を上限に授与する予定です。
7.応募方法・作品提出方法
- 「考えてみた部門」「作ってみた部門」のいずれも、所定のエントリーシートの提出を必須とします。
エントリーシートは、こちらからダウンロードしてください(Excel形式) - 加えて、「作ってみた部門」については、独自に作成したWEBサイト、GitHub、Googleドライブ、Google Colab、Dropbox等のサービスを用いて作成したものを搭載し、そのURLを通知することで「提出」とします。
- ただしURLの通知が難しい場合は、その作品が正常に動作しているところを動画で撮影し、その動画ファイルの提出をURL通知(提出)に代えることができます。
- 両部門とも、所定のエントリーシートの他に、PowerPointやWordなどで独自に作成した資料や、動画や立体物(模型等)を添付しても構いません。
- 提出する資料のファイル名は、他との重複が起こらないよう氏名を入れるなどしてください。
【エントリーシート等の提出はこちらをクリックしてください】
*Microsoft Formsが開きます。フォームの入力にはUTokyoアカウントでのサインインが必要です。
8.応募作品の取り扱い
- 本コンペティションに応募されたものの著作権は、応募者に帰属します。
- ただし附属図書館は、応募作品を無償で以下の目的に使用できる非独占的な使用権(利用許諾)を有するものとします。
- (1)本コンペティションの審査、広報、関連展示等での使用
- (2)応募作品の全部または一部を参考にしたサービスの検討および開発
- 提出されたエントリーシート及び添付資料は、原則として返却しません。ただし模型などの立体物の返却については要相談とします。
9.その他の留意事項
- 両部門とも、作品制作、応募にかかる費用は全て参加者の負担とします。
- 提出書類、付属資料等の使用言語は日本語とします。
- 応募に際し、第三者の著作物を使用する場合は、適切なライセンス条件を遵守し、出典を明示してください。
- 特に「作ってみた部門」への応募作品について、そこに含まれるプログラムやデータについては、応募者が著作権その他の知的財産権を有しているか、または正当な使用許諾を得ている必要があります。その点を必ず確認した上で応募してください。
- 応募作品が第三者の権利を侵害していることが判明した場合、応募は無効となります。また、それに関するトラブル等について附属図書館は一切の責任を負いません。
- 今回の応募について、自身が以前どこかに発表したアイデアや技術をもとにした作品でも構いません。(ただし、そのアイデア等の著作権がコンペティション主催機関等にある場合は、本コンペティションへの応募が問題ないか予めご確認ください。)
- 応募にあたっては、1つのアイデア等を1件としてください。複数のアイデア等がある場合は、それぞれで応募を行ってください。一人あるいは同一グループが複数の応募を行うこと、「考えてみた部門」と「作ってみた部門」それぞれに応募することは特に問題ありません。
- 応募者が次のいずれかに該当した場合は、受賞を取り消したうえ、不正の内容等の公表を行うことがあります。また、既に副賞を授与している場合は、期限を定めて返還していただきます。
・他者の知的財産権を侵害していることが判明したとき。
・その他、当館が受賞者として不適切と判断したとき。
10.審査方法
提出書類に基づき、東京大学附属図書館デジタル図書館タスクフォースメンバーによる審査を行います。審査員(タスクフォースメンバー)についてはこちらをご参照ください。
11.審査結果の通知等について
- 審査結果の発表は2025年12月中を予定しています。エントリーシートに記載されている代表者のメールアドレスに結果を通知します。
- 2026年2月ないし3月に表彰式を予定しています。入賞した方には、表彰式でのプレゼンテーションをお願いする予定です。
12.問合せ先
- 東京大学附属図書館総務課企画渉外チーム
dltf-event-group@g.ecc.u-tokyo.ac.jp - 本コンペティションに関することのほか、大学図書館業務への質問などがあれば、上記メールまで気軽にお問い合わせください。 なお質問のあった事項の回答については、本コンペティションのイベントページ上で随時公開します。疑問に思うことがあったら、まずはこちらのイベントページをご覧ください。
東京大学附属図書館 デジタル図書館コンペティション
「東大図書館をデザインせよ! Next Library Challenge 2030」実施要項

