総合図書館の文物(常設展:2003年7月〜10月)
[館内の文物 2/4]
歴史的文物
1.震災前の図書館
2.図書館の復興にむけて
3.図書館の完成
4.図書館の改装・改修
館内の文物
1.1階(自由閲覧室)
2.1階(貴重書閲覧室・ファサード)
3.3階(閲覧室・ホール)
4.3階(ホール)・4階(閲覧室)
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- ファサードのレリーフ
(総合図書館1階正面玄関)
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▲総合図書館の正面玄関外壁の上のファサードには8つのレリーフが掛けられています。これらは彫刻家新海竹蔵(しんかい たけぞう)が1930(昭和5)年に制作したもので、大きさは縦2尺4寸8分(約94cm)、横1尺7寸(約64cm)です。このうち向かって左から3番目の「松」と右から2番目の「羊」は、再興第17回の院展に出品されています。また、館内3階ホールにあるメダリオン「春夏秋冬」も、彼の手による作品です。
さて、このレリーフを直にご覧になる際は、ぜひ総合図書館の前景もお楽しみください。総合図書館そのものも本棚をイメージした建築物となっており、正面や斜めから眺めると、本の背が並んだ本棚のように見えます。
- 青洲文庫の扁額
(総合図書館1階貴重書閲覧室)
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▲1階開架カウンター脇に「貴重書閲覧室」という部屋がありますが、この部屋に掲げられている「青洲文庫(せいしゅうぶんこ)」の扁額は伊藤博文の筆によるものです。
「青洲文庫」とは、甲州市川大門(現山梨県西八代郡市川大門町)の素封家渡邊家の壽、青洲、澤次郎が三代にわたって収集した図書で、その数10万巻といわれ個人の蔵書としては質量ともに優れたものでした。そのうち約3万冊が関東大震災後に購入され、震災後の総合図書館復興の礎の一つとなりましたが、この扁額はその際に総合図書館に譲られたものです。
ところで、伊藤博文がこの書をしたためた理由、それは青洲との将棋で掛けをして負けたから、という言い伝えがあります。
歴史的文物
1.震災前の図書館
2.図書館の復興にむけて
3.図書館の完成
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館内の文物
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2.1階(貴重書閲覧室・ファサード)
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