総合図書館の文物(常設展:2003年7月〜10月)
[館内の文物 1/4]
歴史的文物
1.震災前の図書館
2.図書館の復興にむけて
3.図書館の完成
4.図書館の改装・改修
館内の文物
1.1階(自由閲覧室)
2.1階(貴重書閲覧室・ファサード)
3.3階(閲覧室・ホール)
4.3階(ホール)・4階(閲覧室)
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- 南葵文庫の扁額
(総合図書館1階自由閲覧室)
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▲1階自由閲覧室の入口上にある「南葵文庫(なんきぶんこ)」の扁額は、江戸幕府の15代将軍徳川慶喜の筆によるものです。
「南葵文庫」とは、明治時代後期から1924(大正13)年まで、麻布区飯倉(現港区麻布台)で一般公開されていた私立図書館(絵葉書の建物)ですが、関東大震災(1923(大正12)年)で焼失した本学図書館の復興のため、当主徳川頼倫侯爵がその蔵書約10万巻を本学に寄贈されました。
「南葵文庫」の「南葵」は「南の葵」すなわち紀州徳川家を意味しており、この文庫は紀州徳川家の蔵書がもとになっています。図書には「南葵文庫」の蔵書印が見られますし、展示図書には「紀州國徳川家図書記」の印も見受けられます。
(文庫)
(文庫蔵書)
- 大鹿の首
(総合図書館1階自由閲覧室)
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▲大鹿の首の下のメダルに「Red Deer from Windsor Great Park presented by His Majesty King George V to The Imperial University of Tokyo 1913」とあるように、これは当時の英国王ジョージ5世がウィンザーにある猟場の鹿の中から選んで剥製を作り、1913(大正2)年に本学に寄贈されたものです。
もとは山上御殿と呼ばれた大学本部に飾られていたそうですが、ご覧のとおり現在は総合図書館1階自由閲覧室に掛かっています。震災後、新図書館完成記念に作成されたアルバム(1930(昭和5)年)の自由閲覧室(当時は記念室)の写真には、この大鹿の首は写っていません。果たしていつどういう経緯でこの部屋に飾られるようになったのか、今だに謎のままです。
- タゴールの肖像画
(総合図書館1階自由閲覧室)
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▲1957(昭和32)年10月インドのネール首相が本学を訪問された際に、この油絵が寄贈
されました。大きさは幅100cm高さ200cmで、絵画の標準寸法に換算すると約120号に
なります。
タゴール(Rabindranath Tagore 1861-1941)はインドの哲学者、詩人、音楽家、劇作家として幅広い活動をした人物です。1913(大正2)年にはノーベル文学賞を受賞、またインド国歌の作詞作曲をした人としても知られています。
歴史的文物
1.震災前の図書館
2.図書館の復興にむけて
3.図書館の完成
4.図書館の改装・改修
館内の文物
1.1階(自由閲覧室)
2.1階(貴重書閲覧室・ファサード)
3.3階(閲覧室・ホール)
4.3階(ホール)・4階(閲覧室)
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