駒場図書館で2018年に発見された日本初のドイツ語雑誌Von West nach Ost（『東漸新誌』）第5号に掲載されている森林太郎（森鷗外）の論文「Über die Theaterfrage（演劇問題に就いて）」の翻刻テキストデータが公開されました。
Von West nach Ost（『東漸新誌』）は2023年2月から画像公開を行ってきました。本文は全てドイツ語で、「ひげ文字」と呼ばれる活字体Fraktur（フラクトゥア）が使われています。

このテキストデータは、2023年度春学期の教養学部後期演習授業（大学院総合文化研究科図書館長　石原あえか教授担当）の成果の一部として作成されたものです。

　なお、当時のドイツ語正書法と現代の正書法とは異なる部分が多いため、石原あえか先生のご指導により、公開サイトでは現代の正書法を一部併記しています。また、テキストデータはTEI（Text Encoding Initiative）に準拠して作成しています。第一高等学校旧蔵資料から公開されている画像とあわせて是非ご覧ください。

●森鷗外「演劇問題について」翻刻テキストデータ
https://utda.github.io/ogai/text/theater　

●Von West nach Ost
https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/ichiko/document/d99de8a4-5abf-…

●Von West nach Ost（『東漸新誌』）について
https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/ichiko/page/vonwestnachost_abo…