【総合図書館展示】げんじのてんじ -みんな源氏物語展-
『源氏物語』に関する様々な資料を展示中です
■展示の概要
千年以上の時を経て、今なお読み継がれる『源氏物語』。
特に今年はNHK大河ドラマで紫式部の生涯が描かれており、改めて『源氏物語』や中古文学、平安文化などへの興味を搔き立てられている方も多いのではないでしょうか。
総合図書館にも『源氏物語』と、その関連資料が多く所蔵されています。例えば『源氏物語』だけでも写本と版本それぞれがあり、書写・刊行年も様々です。また『源氏物語』の絵巻物や多くの情報が付加された注釈書、ダイジェスト版に翻案小説、外国語に訳された本、そしてこれまで幾人もの人が取り組んできた現代語訳本など、挙げだせば枚挙にいとまがありません。今回はそれらの中から、様々な視点で『源氏物語』を見ることができる資料を展示します。
ここで紹介する資料は、みんな『源氏物語』に関連する資料です。 その作者や編者はみんな、『源氏物語』に深い想いを抱いているとも言えます。 そんな多くの人の心を捉えて離さない『源氏物語』を資料からお楽しみください。
- 日時:2024年3月27日(水)~7月下旬(予定)
- 場所:総合図書館 1階 展示スペース
- 開室時間:総合図書館(本館)と同じ
- 学外の方も含め、この展示を見るための予約は不要です
※学外の方へ:総合図書館にある資料の利用や見学には、事前予約が必要です。詳しくは利用案内をご覧ください。
本展示会開催にあたっては、本学大学院総合文化研究科の田村隆准教授に様々なご助言をいただきました。
【参考図書】田村隆編・解説『源氏愛憎 : 源氏物語論アンソロジー』(角川ソフィア文庫 ; C124-1), KADOKAWA, 2023年11月刊
■主な展示資料
- 源氏物語(青洲文庫,南葵文庫それぞれの『源氏物語』を展示します)
- 紫式部日記
- 湖月抄
- 本居宣長 源氏物語玉の小櫛
- 偐紫田舎源氏
- The tale of Genji by Arthur Waley(アーサー・ウェイリー版『源氏物語』)
- 〔複製版〕源氏物語絵巻
この他にも、様々な『源氏物語』関連資料や情報をご紹介します。