マックス・ミューラー

Muler Friedrich Max 1823-1900

 イギリス(ドイツ生まれ)の東洋学者、言語学者。Muller Wilhelm の子で、ベルリン大学でボップ、シェリングに、パリでビュルヌフに師事しました。オックスフォード大学教授となり、印欧比較言語学の研究に貢献したほか、比較宗教学、比較神話学の科学的方法論を確立、また「東洋古代聖典(The sacred books of East, 51巻)」の編集、刊行を完成し、古代東洋文化研究の基礎を築きました。そのままイギリスに帰化しています。
 マックス・ミューラー文庫は、マックス・ミューラーが集めた東洋学に関する蔵書数1万冊のことです。
 (「西洋人名辞典」(岩波書店)より)