1862年 パリ万国博覧会


 田中芳男は、慶應2年の11月に幕府の命令でパリ万国博に派遣されました。上の写真は、慶應3年(1867年、田中29歳)パリで撮影したものです。チョンマゲをして、刀をさしています。

田中芳男が、ナポレオン三世からもらった「銀メダル」メダルの裏側にローマ字で、TANACA と書かれています。)

田中によって、フランスから初めて日本に持ち帰られた「ほろほろちょう」。「以後、日本で広まった」とあります。

「ひもさぼてん」。「慶應3年 田中芳男君 初めてフランスより持ち帰り、それより世に弘まれり」とあります。

「田中枇杷(びわ)」。このようなものもつくっている。(勧業のため) 「田中芳男君 種栽し 成りて世に弘まりたる巨果にして、明治20年初めて結実を見たり」とあります。


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