III 帝国大学新聞と関連資料で見る図書館再建のころ

○大図書館の外廓成る
帝国大学新聞 昭和2年(1927)10月18日(第224号)
*原紙は、大学院情報学環附属社会情報研究資料センター所蔵 以下同じ
図書館再建当時、英文学の教師をしていたEdmund Blunden (1896-1974) がその様子をうたった詩とイラスト。なお、総合図書館では展示ケース右手前方の扉の上にブランデンのレリーフも飾られている。
9. Japanese garland / Edmund Blunden.
[London] : Beaumont Press, [1928].
*原資料は、大学院人文社会系研究科英語英文学研究室所蔵
【文・英文/3号館4:Blunden:6】
○再生を祝ふ竣成式
帝国大学新聞 昭和3年(1928)12月3日(第275号)
図書館竣工式に際して作成された資料・記念品など。
10. 図書館竣工式次第(「図書館竣工式関係綴」より)画像を見る
【館史資料II-5-11:90】
11. 東京帝国大学附属図書館 昭和三年十二月新築竣工画像を見る
【館史資料II-5-11:85】
*図書館復興の概略を記したもの
12. The Tokyo Imperial University Library.(11の英語版)
【館史資料II-5-11:86】
13. 東京帝国大学図書館竣工記念 [絵葉書]  昭和三年十二月一日画像を見る
【館史資料II-5-11:87】
14. 新図書館インク壺(竣工式記念品)画像を見る
【館史資料VI-2-2:5】
○貴重図書陳列に来館者賑ふ
帝国大学新聞 昭和4年(1929)10月21日(第312号)
英国印刷史展覧会。震災後、図書館復興の過程で数回にわたって開催された展覧会のひとつ。英国政府から寄贈された、ケルムスコット版チョーサー著作集に代表される印刷史上の稀覯書が出品された。
15. Exhibition of books : illustrative of the history of English printing and book  production / presented by H.M. Government to the Imperial University of Tokyo.  London : printed under the authority of H.M.S.O. by W. Clowes and Sons, 1929.画像を見る
【書庫A400:4825, A400:4865】
16. イギリス印刷史展覧会画像を見る
東京帝国大学附属図書館 [1929] (15の日本語版) 【館史資料II-7:15】
○図書館ご難の数々
帝国大学新聞 昭和4年(1929)9月9日(第306号)
○指定書全部に白帯を塗付画像を見る
帝国大学新聞 昭和5年(1930)1月20日(第323号)
図書館再建を機に導入された指定書(教員の指定による学生の必読参考書)制度であったが、開架(自由取出)制であったため紛失が多かった。その防止措置として行われたもの。