博物学とは、自然に存在するものについて研究する学問。
狭義には動物・植物・鉱物・岩石などの収集および分類の学問であり、英語の"Natural history"の訳語として明治期に作られた。
- 『動物訓蒙』(T86:96) 田中芳男選 中島仰山画 博物館 1875.7
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- 『動物學』(T86:98) ブロムメ著 田中芳男抄訳 中島仰山画 博物館 1874.11
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- 『動物一覧図』(T86:92) 田中芳男撰 服部雪斎画 文部省 1873
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上記3点は、いずれも、日本の博物館・博覧会の父といわれる田中芳男旧蔵図書。動物学の初等教育に使われたもの。
- 『三才図会(さんさいずえ)』(T86:107) 王圻(おうき)撰
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全106巻。中国の絵入り百科全書で、明の万暦35年(1607)に成る。鳥獣巻には、空想上の動物も多く含まれる。展示箇所「天馬」の説明には「黒頭で白犬に似る」とある。田中芳男旧蔵図書。
- 『和漢三才図会(わかんさんさいずえ)』(A20:9) 寺島良安編
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全105巻。中国の『三才図会』をモデルとし、正徳2年(1712)に成る。青洲文庫。
- 『写生動物図画』(F30:508) 享保4年(1719)
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動物を描いた図画集。田中芳男旧蔵図書(博物学的な興味で収集したものか)。
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