桃太郎
日本五大昔話の1つ。桃から生まれた桃太郎は、成長するとキビ団子を持って鬼退治に出発。犬・猿・雉を仲間にし、鬼を退治する。
- 『絵本桃太郎咄し』(E24:403)一声斎(歌川芳鶴)著
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なぜか、犬、ウサギ、雉をお供につれている。赤一色で描かれているのは、疱瘡神が赤を嫌うという俗信による。「Gift of the French Nation」の寄贈印あり。
- 『むかしむかしの桃太郎』(E24:672)奥村[政信]画 1918.9
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江戸時代の赤本(赤い表紙の子供向け絵本)を大正時代に複製したもの。
こがね丸
日本における少年少女向け読み物の先駆けとなった作品。勇敢な犬・こがね丸が、父を殺した虎と狐への仇討ちをめざし、仲間とくり広げる冒険譚。
- 『こがね丸』(E25:238) 漣山人(巌谷(いわや)小波(さざなみ))著 博文舘 1891.1 鴎外文庫
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オリジナル版。展示品は森鴎外旧蔵図書。鴎外は本作品の序文を書いている。
- 『こがね丸』(E22:456)日本近代文学館 1968
明治24年(1891)発行の博文館版の複刻。
- 『こがね丸 : 三十年目書き直し』(E22:484) ほるぷ出版 1974.12
大正10年(1921)発行の博文館版の復刻。装丁が児童書らしくなっている。
獣太平記(けだものたいへいき)
室町時代に成立した御伽草子の1つ。タヌキを大将とする動物たちが、十二支の動物たちに戦いを仕掛ける物語。