曲亭馬琴の長編小説。室町時代を背景に南総里見家の興亡を描く。
神犬八房(やつふさ)の気に反応して伏姫(ふせひめ)が生んだ八犬士の物語。
八人の名前にはそれぞれ「犬」の字が付いており、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の玉を持っている。
刊行には、文化11年(1814)から天保13年(1842)まで27年4か月を要した。
- 『南總里見八犬傳』(E24:1322) 柳川重信画 山青堂蔵板 南葵文庫
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- 『南總里見八犬傳』(E24:105) 柳川重信画 東京稗史出版社蔵版 青洲文庫
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- 『今様八犬伝』(E24:1019) 二世為永春水作 一勇斉国芳画 青洲文庫
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嘉永5年(1852)、江戸市村座の春狂言として上演された「里見八犬伝」が大当たりし、『今様八犬伝』全6編として草双紙化された。白黒図版、登場人物の着物の柄にも注目。
- 『犬の草子』(E24:1136) 笠亭仙果作 一陽斎豊国画 青洲文庫
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「八犬伝」を抄録して草双紙(合巻)化したもの。全60編。
- 『南總里見八犬傳』 (E24:1322) 山青堂、涌泉堂、文渓堂蔵板 南葵文庫
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巻ごとに異なる、犬づくしの装丁が楽しい。(表紙と裏表紙を並べて展示)