『(一千八百七十八年)巴理万国大博覧会日本出品品評抄訳』 [パリ バンコク ・・・] 小野清照抄・訳 安威信・校正 [東京] 農商務省庶務局 明治17年(1884)156p 【請求記号:XB10-294】
明治11年(1878)、フランス・パリで開催された万国博覧会に出品された日本の品々に 対する批評の抄訳。展示箇所は、第7大区第69小区穀物類ノ部のうち、日本の米についての記述である。
「事実ニ誤アレドモ暫ク原文ニ従テ訳ス」とある通り、原文を記述した者は干飯(ホシイイ:乾燥して貯えておく飯、水に浸して食べる)をオートミールなどと混同しているようで、当時の欧米人の日本についての知識の程度が知られて面白い。