『千九百年巴理万国博覧会臨時博覧会事務局報告』
[センキュウヒャクネン パリ バンコク・・・]

  [東京] 農商務省 明治35年(1902) 2冊

  【請求記号:XB10-304】

 19世紀最後の年である1900年(明治33)、パリで開催された万国博覧会に関する日本の 臨時博覧会事務局の報告書。

 日本館は法隆寺金堂をモデルとしたパビリオンで、従来のジャポニズム指向を踏襲したものであった。

 この博覧会では、壮士芝居で有名な川上音次郎・貞奴一座も公演して非常な人気を呼んだとのことである。

 また、英国留学の途上、パリに寄った夏目漱石も手紙や日記に万国博についての記述を残している。

 参考資料:『漱石全集』第24巻 書簡集上 岩波書店 1950 【請求記号:E22-309】
       明治33年10月23日付 夏目鏡(鏡子、漱石の妻)宛書簡


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