とうかしゅんじょう
84.桃家春帖
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A00-知十151
孤月編。崋山、後、椿山、後、小華画。刊本、各冊半紙本1冊。摺外題、中央単辺「桃家春帖」。印記「月山」「調布斎」(天保12年分、1841)等。識語「弘化二巳年正月廿五日深津」(1845)(弘化2年分後補裏表紙内側)等。6世太白堂を継いだ孤月の春興帖。文政4年(1821)から幕末期まで毎年刊行され、共紙表紙に円形白抜の摺外題といった独特の体裁を持つ。厚さは100丁を超える。渡辺崋山による挿絵が有名であるが、崋山疑獄後の天保11年からは椿山が担当し、更にその後、小崋に交代した。当館は、天保6年(1835)から万延2年(1861)までのものを、重複を含みながら計34冊所蔵する(ただし、安政3年分を欠く)。展示本は天保6年および天保8年分。なお、万延2年分は挿絵が無いなど、それ以前のものと書式を異にする。(合山)

 
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