やまのさち
64.山の幸 
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A00-知十208
秀国編。龍水画。刊本、大本、欠1冊(全2冊、展示本は上冊)。彩色摺。龍水序。明和2年(1765)正月、秀国序。題簽は剥落。内題「山幸」。27丁。秀国の序に前作『海の幸』の撰に漏れた人々の要望で、龍水に絵を依頼して成ったことが記される。『海の幸』の後編で、初版は明和2年刊。見開きの左右に、それぞれ草花・虫類等の図と1〜6、7の発句を配し、前作に比べて多くの句を収めるよう工夫されている。龍水の挿絵は、前作の写実的な描線と繊細な賦彩とはやや趣を異にし、素朴な輪郭線を強く出している。 (小林ふみ子)


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