はちらくあんべいちゅうしゅき めいわがんねんうるうじゅうにがつにっき
63.八楽庵米仲手記 明和元年閏十二月日記 
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A00-知十177
八楽庵米仲著。写本、半紙本1冊。仮綴。各丁、間紙も共に綴じられている。後補表紙左肩に「八楽庵米仲手記 明和元年閏十二月日記」と直書。1丁目が原表紙で、中央に「明和元閏十二月 八楽庵」と直書。12丁(うち遊紙1丁)。印記「渋井蔵書之印」等。米仲58歳の暮、明和元年(1764)12月1日から大晦(30日)までの手記。米仲は、1年半後の明和3年6月に没する。手記には、毎日のように「引点」の記載があり、宗匠としての人気ぶりが窺われる。凡我・米龍・米山公・雪阿・嵐写・万城等様々な人と面会しているが、その中には「お辻」なる女性の名も見え、互いに親しく行き来していたらしい。8丁裏から9丁裏にかけて、万城の依頼により執筆した「十二歌仙」奥書の草稿を収める。 (千野)

  
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