だち
62.うづら立 
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A00-竹冷167
麦水編。刊本、半紙本1冊。自序。8月、千代序。蝶夢跋。原題簽、中央無辺「□□□立 加賀 麦水撰」。題簽破損部分に「うづら」と墨書。27丁。刊記はないが、跋文中に「橘やの店にして蝶夢子らく書す」とあることから橘屋治兵衛刊か。序の署名「素園」は千代の剃髪後の号。本書は唐本風の縦長本(大本)の書型で知られるが、当館蔵本は半紙本に改装、表紙も後補されたものである。宝暦12年8月、麦水上洛に際して巻かれた送別歌仙などを収める。成立は翌宝暦13年(1763)春と推定される。蕪村筆の鶉の扉絵など挿画4点を含む。 (千野)


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