ここんたんざくしゅう
56.古今短冊集 
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A00-洒竹1059
毛越編。刊本、大本(縦長本)2巻2冊。宝暦元年(1751)12月8日、自序。蕪村跋。原題簽、左肩無辺、「古今短冊集 乾(坤)」、ただし下冊は「古今」の2字分が破損。内題「古今短冊集」。上冊39丁、下冊36丁半(終丁は後表紙に貼込)。刊記なし。印記「漣山人の」等。貞徳以下当代に至る284の俳家の真蹟を実物大に模刻したもの。自序に、「古人のおかしくまことあるをも、唯むかしはいかいと覚てわきまへぬ」俳壇の現況への憂いを表明し、本書が単なる「故人の筆吟味」ではなく、真蹟をもって新風に至る無言の教えとするべく編集されたものであると述べる。跋の版下は蕪村自筆。蕪村は、この年の8月に京に居を移している。(千野)


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