はま
41.その浜ゆふ 
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A00-洒竹2083
嵐雪・朝叟編。刊本、半紙本(やや縦長)1冊。原題簽、中央無辺「その浜ゆふ 嵐雪/朝叟」。19丁。刊記「京寺町 井筒屋庄兵衛板」。印記「漣山人の」等。「井筒屋俳諧書目」によると宝永2年(1705)刊。同年夏、嵐雪が朝叟・百里・甫盛・全阿らを伴なって伊勢・熊野に参詣した折の紀行。紀行文の終わりに、36句全てに旅中通った各地の名所を詠み込む「らくがき」五吟歌仙を収載。巻尾に「五十日の長途難なく大坂へ着いたし候。是より大和路を経て出京の砌、尚可申入候。已上/序令丈/朝叟 雪中」の文を添え、本書は江戸の連衆序令に旅の模様を書き送るべく綴ったものとの体裁をとる。 (千野)


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