いぬこじ
33.犬居士 
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A00-洒竹148
鬼貫著。刊本、半紙本1冊。自跋。後補題簽、左肩無辺「元禄三年 俳諧/犬居士」。表紙中央の題簽剥落跡に「犬居士 /行記/元禄三年」と墨書。42丁。刊記「元禄三年庚午十月日 京寺町二条上ル町/井筒屋庄兵衛板」(1690)。印記「斎藤文庫」「待賈堂」「積翠園蔵書印」等。元禄3年8月30日〜同9月15日の句日記と、架空の東紀行「禁足之旅記」からなる。俗言の積極使用を唱えた箇所(15丁表)もあり、注目される。犬居士は鬼貫の数多い俳号の一つ。なお21丁表に「犬居士といふ書を出されけるほとに 瓠界」とある。(黄)


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