さいかくおおやかず
26.西鶴大矢数
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A00-洒竹1211
西鶴編。写本、横本5巻5冊。西鬼序。自跋。原題簽、左肩無辺「西鶴大矢数 一(〜五)」。第1冊45丁、第2冊40丁、第3冊40丁、第4冊44丁、第5冊26半丁。刊記「延宝九辛酉年卯月吉日/大坂呉服町書林深江屋/太郎兵衛板」(1681)(巻4末)。なお、巻5末にも「延宝辛酉九年(以下同)」の刊記あり。印記「高橋蔵書」。本書は笠亭仙果筆写本。本書第2・3・5冊の表紙見返には見出し書抜きした語彙・丁数が記され、本文中には朱圏が加えられるなど種彦旧蔵本の特徴が見られることや、天理図書館綿屋文庫所蔵の版本第1冊との書体の比較などから、本書は種彦旧蔵本をその書体に至るまで忠実に写したものと見られる。本作は、延宝8年5月7日から8日にかけて大坂生玉社別当南坊で興業された西鶴の一日一夜独吟四千句を刊行したもの。 (水谷)



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