とうせいもんていどくぎんにじっかせん
22.桃青門弟独吟二十歌仙
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A00-竹冷34
杉風等著、桃青(芭蕉)編。刊本、横本2冊。原題簽、左肩無辺「桃青門弟/独吟二十歌仙 天(・地)」。内題「独吟二十歌仙」。上冊21丁、下冊22丁。刊記「延宝八歳次庚申初夏/槫柾町/本屋太兵衛開板」(1680)。印記「牘庫」等。杉風・卜尺・卜宅ら計20人の独吟歌仙を収め、刊記の後に追加として館子の独吟歌仙を添える。嵐蘭句「桃青の園には一流ふかし」(下冊22丁裏)の自信通り、談林調から天和調への移行の萌芽を示すものと思われるが、杉風・卜尺・巌泉ほか数人を除く、大部分の作者は本書以降の江戸俳書への入集がほとんど見られない。 (黄智暉)

 
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