なとりがわ
23.名取川
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A00-洒竹2568
重頼編。刊本、横本、欠1冊(全5冊の内、第5冊)。後補題簽、双辺の刷題簽に、「<俳/諧> 名取川 珍書 天」と墨書。32丁。印記「福田文庫」「俳諧書二酉精舎第一主萩原乙彦記」。無刊記だが、『故人俳書目録』から延宝8年(1680)刊と確認できる。版下は重頼自筆。内容は「太郎百句」「次郎百句」の四季類題発句集、延宝6年8月の伊勢山田原太神宮奉納36句、同年9月上旬の外宮・内宮奉納の独吟歌仙2巻、同年於草庵独吟歌仙、延宝7年6月上旬の三吟「於黒谷落髪歌仙」、延宝7年3月中旬及び11月上旬の旋頭句独吟歌仙2巻、延宝7・8年の歳旦三物から成る。題簽には「天」とあるが、最終丁の柱刻に「末書終」と見えるように、本書は第5冊目に相当。第1冊から4冊までは四季類題別発句集だが、第1・4冊目は散逸、第2・3冊の夏・秋部は、天理図書館綿屋文庫蔵。 (大屋)



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