えどべんけい
20.江戸弁慶
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A00-洒竹370
言水編。刊本、中本1冊。原題簽、中央無辺「<誹/諧>江戸弁慶 発/句 上」(「上」とあるところに上から墨書して「全」に直す)。外題から下巻の存在が推測されるが不明。末尾に書入あり。51丁。印記「借蒼居」。『江戸新道』(延宝6年刊)『江戸蛇之鮓』(延宝7年刊)に次ぐ言水の第3撰集。無刊記だが、『故人俳書目録』の記載や、『東日記』(延宝9年刊)の才麿序に「これより先三たび句帖を顕はし」とあることから、延宝8年(1680)刊と指摘される。四季類題別発句集。上巻には「元日」から「歳暮」までの670余句を収めている。言水の他の撰集を鑑みて、下巻は連句を収めたものであったと推定されている。 (大屋)



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