しんひゃくにんいっく
12.新百人一句
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A00-竹冷775
重以編。刊本、半紙本、2冊合1冊。寛文11年(1671)1月、自序。元隣跋。原題簽(破損)、中央無辺、「□□人一句」とあるうち、「一句」は上から墨でなぞったものと思われる。別に後補題簽があり、左肩無辺、「<絵/入>新百人一句 一冊」と墨書。内題「新百人一句」(見返)。54丁(上冊25丁、下冊29丁)、見返半丁。刊記「寛文十一辛亥年初春吉日 八尾板行」。重以が万治3年に編んだ『百人一句』の続編。『百人一句』が、大本の書型で、収載する句が全て同筆であったのに対し、本書は半紙本で、各作者の筆跡をそのまま用いている。また、『百人一句』とは異なり全ての句が絵入りというわけではなく、短冊・色紙の形で掲載されているものもある。風虎・兼豊・玖也・保友・立志の他、無名の俳人が多く入集している。巻末に追加として重以の発句56を付載。 (千野)



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