おちこちしゅう
7.遠近集
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A00-洒竹546
可玖編。刊本、中本6巻6冊。西村長愛子序。原題簽、左肩無辺「遠近集 春下(夏、秋上、秋下)」、春上と冬は後補題簽(墨書)。内題「遠近集」。第1冊37丁、第2冊32丁、第3冊51丁、第4冊29丁、第5冊28丁半、第6冊44丁。刊記「洛陽寺町/山中理右衛門開板」。印記「雀志文庫」等。柿衛文庫蔵本・国立国会図書館蔵本(無刊記)には存する第7冊「句引付紹巴雑談」を欠くが、この洒竹文庫本自体は、第6冊に刊記を有することから完本と思われる。柿衛文庫蔵本・国立国会図書館蔵本と比較すると、第二冊終丁に句が増補されている。宗因・玖也・幾音・重安らが入集するが、鶴永(西鶴)の句は本書が初見で、「餝縄や内外二重御代の春」等発句3句が採られている。(長島弘明)



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