いぬつくばしゅう
1.犬筑波集
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A00-竹冷664  電子版貴重書コレクションにて全ページを公開しています。
山崎宗鑑編。刊本、大本1冊。後補題簽、左肩、四周双辺、縦界線、「称意館蔵本」(界線左側下部)を刷り、界線右側に「書脊五字良知先生手沢」、左側に「新撰犬筑波 完」と墨書する。内題「新撰犬筑波集」。10行、37丁。印記「吉家氏蔵」等。『竹馬狂吟集』に次ぐ最初期の俳諧撰集で、俳諧の祖として重んじられた。本書は古活字版大本として知られる一本。付合334組、発句47を収める。初句は「かすみのころもすそはぬれけり」。元和頃の刊と考えられている。なお見返に、本書を旧蔵した医家「称意館」と、吉田宗恂を祖とするその代々についての朱筆書入がある。  (酒井わか奈)



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