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特別展2011表紙 平成23年度東京大学附属図書館特別展示
総合図書館貴重書展 江戸 いきもの彩々

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開催期間・日時
 平成23年10月28日(金)~11月20日(日)
 9時~17時(土・日・祝日を含む。10/29(土)は18時まで)

開催場所
 総合図書館3階ロビー

ごあいさつ
 東京大学附属図書館では、毎年、全学で所蔵する貴重な資料を学内外の皆様にご覧いただくため特別展示を行っています。

 今年度は、総合図書館で所蔵している動物と植物に関する貴重書を中心に関連資料を選び、「江戸 いきもの彩々―総合図書館貴重書展」と題して開催することといたしました。

 江戸時代に出版文化が花開くと、わが国では『本草綱目』の輸入を契機に本草学の研究が盛んに行われるようになり、植物、昆虫、禽獣(きんじゅう)などが図鑑としてまとめられました。今回の展示では、厳選したそれらの資料群を、植物、虫、動物、鯨の4つのカテゴリーに分けて、約50点をご紹介しております。

 東京大学総合図書館は、大正12年(1923年)の関東大震災で図書館の全焼、資料の焼失という甚大な被害を受けました。その後、ロックフェラーJr.氏からの寄付金による図書館の再建に加え、国内外から数多くの資料の寄贈をいただきました。その中には、紀州徳川家の旧蔵書「南葵文庫」や博物学者田中芳男氏の旧蔵書「田中芳男文庫」など、質量ともに充実した貴重な資料が含まれています。今回、これらの寄贈文庫の中から多くを選び、また、焼失を免れた焼け残り本も一部展示できますことは、歴史を伝える図書館の使命を考えると非常に意義深いことだと思います。

 記録された江戸の動植物を通して、先人たちのいきものへの熱いまなざしを感じ取っていただければ幸いです。

平成23年10月

東京大学附属図書館長 
古 田 元 夫


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