東京大学 > 附属図書館 > 総合図書館 > 特別展示会 > 2010年:総合図書館貴重書展 > 展示資料 楽制篇
原資料の保存と電子化による情報発信  展示資料一覧

3-3.楽制篇(がくせいへん)
[荻生徂徠著 山県大弐注] 近藤守重 寛政元年 [1789] 写 【貴重書A00:5930】
[南葵文庫]
 

著者は江戸時代中期の儒学者・荻生徂徠(1666-1728)。中国の儒学では古来より礼楽(礼儀と音楽)が論ぜられてきたが、徂徠もこれを重視した。本書は日本の音楽の歴史についての著作で、日本の楽律は六調のみであることを述べ、その淵源に遡って詳述している。注は山県大弐(1725-1767)で、山県は徂徠の曾孫弟子にあたる。
 書写者は北方探検で有名な近藤重蔵(1771-1829)。諱は守重、正斎・昇天真人と号した。巻頭に近藤の蔵書印である「正斎蔵」の印が見える。

楽制篇
●画像をクリックすることで大きな画像を開きます。ここへ戻ってくるにはブラウザの「戻る」ボタンを使用してください。

東京大学 > 附属図書館 > 総合図書館 > 特別展示会 > 2010年:総合図書館貴重書展 > 展示資料 楽制篇
原資料の保存と電子化による情報発信  展示資料一覧