史談、逸話、古事、雑説などを集めた随筆。編者の端書にある「こゝろもことばもつたなけれど、見きく事のありのまゝなれは、よし、これをもて名よかしと、いふまゝに、やがて此れいつまきとなしぬ」が題号「ありのまま」の由来か。 また、編者陸可彦は、木村兼葭堂を介して「唐土名勝図会」の校本をなしたとされている。 その後「唐土名勝図会」は、岡田玉山の手で改作出版された。