内国勧業博覧会
●内国勧業博覧会は、明治10(1877)年に第1回が東京で開かれ、第2回(明治14年)と
第3回(明治23年)は東京、第4回(明治28年)は京都、第5回(明治36年)は大阪で開催
されました。
これらに先立ち、明治5(1872)年には東京の湯島聖堂で博覧会が開催されていますが、
これには名古屋城の金鯱が出品されるなど、博覧会というよりは「見世物」に近かった
ようです。
それに対して内国勧業博覧会は、産業や技芸の発展に主眼が置かれ、珍しいだけの動
植物や鉱物、古いだけのものは排除され、後々に価値が出るもの、継続的に商売になる
もの、技を極めたものを出品するように要求されました。これらは国家プロジェクトと
呼ぶにふさわしい、一大イベントだったのです。
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- 犬力機と乾酪搾機(第1回内国勧業博覧会)
- 会場案内図(第1回内国勧業博覧会)
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- 害虫解説(第2回内国勧業博覧会)
- 水揚器機雛形(第2回内国勧業博覧会)
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- 展示の様子(第3回内国勧業博覧会)
- 会場と平安神宮(第4回内国勧業博覧会)
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- 堺水族館図解(第5回内国勧業博覧会)
- 会場の様子(第5回内国勧業博覧会)
- 会場内の菓子店(第5回内国勧業博覧会)
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