ぞくさんびきざる
53.続三疋猿 ![]() A00-洒竹1999 涼袋編。刊本、半紙本1冊。寛延元年(1748)、自序。なお序の署名下に白文朱印(実捺か)「吸露菴主人」。表紙脱落、白紙に後補題簽、左肩無辺、「続三疋猿 寛延元年/完」と墨書。20丁半。刊記「寛延元戊辰九月/吸露菴蔵板/書林 京寺町二条上ル/井筒屋庄兵衛/江戸浅草並木町/江北源兵衛」(1748)。続いて裏表紙内側に江北堂の蔵版目録を貼り込み、「南北新話」から「ふたやとり」まで9部を記載、「東武浅草並木町 江北堂梓行」とある。初版本である。本書は梅路により企図されたものであるが、梅路・涼袋両吟百韻の表八句を成したところで梅路は没する(延享4年、1747)。同百韻は、梅路一周忌に涼袋門人によって満尾、本書の巻頭を飾る。他に桐原による「一句立の弁」とその付合いの実例などを収載する。 (長島) ![]() 画像をクリックすると拡大します |