百華実

　　　　　ひゃっかじつ
４５．百華実　　　

A00-竹冷779
沾涼編。休栄・山田常嘉斎・梨中・泥翁・豈円等画。刊本、半紙本２巻２冊。自序。閑露人跋。原題簽、中央、上方に飾り付、「百華実　上(下)」。上巻28丁、下巻29丁。刊記「享保八癸卯天／十一月下浣」(1723)「撰者　菊岡沾涼／江戸日本橋南一丁目／書林　万屋清兵衛版／彫工　吉田宇白」。印記「中川氏蔵」等。享保期江戸における絵俳書刊行の先駆けとなった沾涼編『百福寿』(享保２年、1717)、『続福寿』(享保５年、1720)に次ぐ絵俳書。露沾・沾洲ほかの発句をおよそ半丁に１句ずつ、短冊に書かれた形で示し、画を添える。本文中の短冊と表紙の題簽とが同様の意匠となっている。 (佐藤かつら)

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