かせん
9.歌仙ぞろへ
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A00-竹冷25
元隣編。刊本、横本1冊。原題簽、左肩無辺「歌仙そろへ 全」。自序。21丁。印記「宮嶋文庫」等。刊記を欠くが、冒頭の季吟独吟歌仙に「寛文六年正月三日」(1666)とあり、その頃の成立とされる。また玖也独吟歌仙には「寛文五年仲秋月」と見える。内容は、季吟・宗因・玖也・重頼各々による奥州飯野八幡宮奉納独吟歌仙、鳥・虫・獣・恋の詞をそれぞれ賦物とした元隣独吟の歌仙4巻、日本国名と異国名を賦した元隣独吟の72候1巻からなる。自序には、歌仙俳諧について明快な解説がなされ、百韻が時間がかかるのに対して、簡便性が重宝され、歌仙が流行したことが記されている。 (大屋)




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