学内の方


■レポート・論文支援ブック:ここから始めよう

学術情報リテラシーに関することはLiteracyサイトにまとまっていますが、それでもどこから見たらよいかわからない、という方もいらっしゃると思います。そのような方は、まずこのページをざっと読んでみましょう!詳細な案内へのリンクがある場合にはクリックしてみてください。

目次

東京大学ではどんなサービスが利用できるの?

まずはポータルサイト「Literacy」(リテラシー)にアクセス!各種サービスへのリンクがあります。

  • 「Literacy」(リテラシー)サイトとは
    東京大学で利用できるデータベースや電子ジャーナル、その他学習・研究に役立つツールを探す機能や、学外アクセスサービス等へのリンク、資料の探し方や文献管理ツールの講習会のテキスト・スケジュールを掲載しています!ぜひご活用ください。

キャンパス内でデータベースや電子ジャーナルを使うには?

こちらをご覧ください。(左メニュー 利用案内→学内でのPC利用)

学外からデータベースや電子ジャーナルを使うには?

こちらをご覧ください。(左メニュー 学外からの利用)

図書館について知ろう!

図書館を使いこなそう!

東京大学には、総合図書館・駒場図書館・柏図書館のほか、各学部・研究科や研究所に図書館・室があり、その全体を「附属図書館」と呼んでいます。
まずは、利用者登録をしましょう。手続き後は、学生証(職員証)で東京大学のすべての図書館・室に入ることができます。貸出を行っている図書館・室では本や雑誌を借りられます。
図書館・室の蔵書は「東京大学OPAC(オーパック)」で検索できます。

図書館で「利用者登録」をしましょう。

 学生証(職員証)を持って所属学部・研究科・研究所の図書館へ
 (学務システムUTASにメールアドレスを登録済みの3年生以上も手続き不要。)

必要に応じ、MyOPAC文献取寄サービス利用申請書を提出しましょう。
 有料サービスの利用には申請書提出が必要です。

MyOPACでできること。 MyOPACマニュアルはこちら

  • 本の予約・取り寄せ。コピーの取寄せ。PDF閲覧サービスの利用 →マニュアル
  • 予約・貸出状況の確認、貸出期間の延長→マニュアル
  • 本の購入リクエスト
    MyOPACにログイン後、画面下の図書購入リクエストをクリックしてください。
     

など。

☑MyOPACには東京大学OPACからログインできます。
☑図書館・室によって提供しているサービスが異なります。詳しくは所属学部の図書館・室にお尋ねください。
​☑図書館サービスについてわからないことは、所属学部の図書館カウンターや、「ASKサービス」でお気軽に図書館職員にお尋ねください。

文献複写取り寄せサービス

 文献取寄せにかかる料金・入手期間の目安など、文献取寄サービスの詳細は、下記のページをご覧ください。

検索ツールは学術情報ごとに使い分けよう

学術情報の種類と入手のコツ

レポートや論文を書くための先行研究調査や、研究動向をつかむための資料として、以下のような学術情報があります。

  • 学術雑誌(複数の論文が掲載)
  • 図書(テーマに沿ったまとまった情報が収録)
  • 学位論文(修士論文、博士論文)
  • 新聞記事(全国紙、地方紙、業界紙)
  • 統計(行政機関、民間団体、企業作成など)
  • 会議録(学術会議での発表、要旨等を収録)

これら学術情報を検索するためのツールとして、各種データベースがあります。
検索ツール(データベース)は大量の情報の中から必要な情報を効率よく探し出せて大変便利です。ただし、データベースは万能ではありません。
ほかにも「論文の末尾にある参考文献リストから探す」、「図書館の書棚を眺める」、「雑誌の目次を通覧する」などの手段があり、それぞれに、データベースにはないメリットがあります。
また、学術情報は電子化が進んでいますが、紙媒体でしか存在しない情報もあります。
Webでは入手できないものの中に自分にとって必要な情報があるかもしれないという可能性も認識しておくことが必要です。

検索ツール(データベース)の選びかた

検索ツール(データベース)は、資料の媒体・種類や研究分野・目的に応じて作られています。附属図書館データベース一覧では東京大学で利用できる検索ツールへのリンクを集めてあります。データベース名、資料タイプ、主題、アクセスタイプから探すことができます。よく使われるデータベースは定番データベースとしてLiteracy左側メニューにまとめてあります。

すでに探したい本や雑誌のタイトルが解っている場合には、以下がお勧めです。

  • 東京大学OPAC(図書名や雑誌名で検索します)
  • E-journal & E-book Portal(電子ブック、電子ジャーナルのみ、図書名や雑誌名で検索します)

一方、調べたいテーマやキーワードがあるので、どのような資料があるのかを大まかに知りたい、手掛かりが欲しい、といった場合には、以下がお勧めです。

  • 「TREE」(ツリー)

TREE [UTokyo REsource Explorer] は、シンプルにひとつの検索窓から図書や論文などの学術情報について、まとめて探せるツールです。
ただし、TREEですべての情報を探せるわけではありません。新聞記事データベース等、TREEの検索対象に含まれないデータベースもたくさんありますので、目的にあった個別のデータベースの使い方を知っておくことも必要です。
検索したい分野がある場合には、それぞれの分野のデータベースを用いて改めて検索することも重要です。

データベースについて知ろう!

データベース検索結果から本文を見るには

論文タイトル、著者名、掲載雑誌名、掲載巻号、掲載ページなどの論文に関する情報を文献情報と呼びます。対比の概念として、全文情報があります。こちらは論文の本文のことを指します。

データベースにもいくつか種類があります。

書誌情報データベース
例)東京大学OPAC、E-journal & E-book Portal
東京大学OPAC やE-journal & E-book Portalではいずれも論文についての情報や、全文情報は検索できません。検索できるのは、図書名や雑誌名などです。

文献情報データベース
例)Web of Science、Scopus、CiNii Articlesなど
CiNii Articlesや、Web of Scienceでは論文の文献情報は検索できますが、全文情報はみることはできません。
これらのデータベースでは、各出版社など、全文情報が表示されるサイトへのリンクが記載されており、そのリンクをクリックすることで出版社等の該当論文ページにジャンプ、全文情報が表示される仕組みとなっています。

全文情報データベース
例)Science Directなどの出版社がもつ電子ジャーナルサイト、
各大学などのリポジトリ
各サイト内で検索すると、全文情報をそのまま読むことができます。
(※文献情報と全文情報の両方を収録していて、データベース内で全文を参照できるデータベースもあります。)

全文情報が必要な場合には、まずは、全文が入手できそうなアイコンがあれば、クリックしてみてください。
例)PDF、論文、J-Stage、機関リポジトリ、Downloadなど
または、UTokyo Article Linkをクリックください。

UTokyo Article Linkでは、フルテキストアイコンがあればクリック、なければ、他の情報資源で無料公開の論文を探してください。それでもなければ、紙媒体の雑誌を探して文献複写依頼を行います(直接図書館にコピーをとりにゆくことも可能です)。

データベース検索テクニック

各種データベースを効率的に検索するために必要な検索テクニックの紹介です。検索のコツは「最初は広く浅く」「それから狭く深く」です。
大量の情報の中から欲しい情報を効率よく引き出すには、どんな検索方法があるでしょうか。思いついたキーワードを入力して終わりではなく、検索結果の絞り込みや並べ替え、AND検索、OR検索、NOT検索など、ちょっとした工夫を知っていると、検索結果が変わります。

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  • その他の検索テクニック:
    • フレーズ検索 ⇒ "university library"で検索すると、このフレーズに一致するものがヒットします。
    • 部分一致検索(トランケーション)⇒*を使うデータベースが多いです。
    • シソーラス検索 ⇒同義語、関連語、上位概念、下位概念をまとめた辞書のことをシソーラス (thesaurus)と呼びます。入力したキーワードをシソーラスにそって自動的に同義語などにも置き換えて検索してくれることをシソーラス検索と呼びます。
    • 「これはいい」と思う論文を見つけたら、著者がその論文に付けたキーワードを検索に使うのも1つの方法です。

論文について知ろう!

論文の書き方を学ぶ

図書館では、レポート・論文の書き方に関する本を借りることができます。「東京大学OPAC」で「レポート」「書き方」「論文作法」などと入力をして検索してみましょう。論文(特に英語論文)の執筆については、所属の学部・研究科によっては、文章の構成や表現などに関する相談を受け付ける支援サービス等を実施しているところがあります。東京大学の学生・教職員を対象としたセミナーが開催されることもあります。論文執筆に関する授業も開講されています。ぜひご活用ください。
論文の探し方やこれから紹介する文献管理ツールなどの使い方講習会は年間を通して開催しています。授業への出張講習会やオーダーメイド講習も無料で承ります。

  • 講習会メニューをご確認ください(左メニュー 講習会)
  • Appendixも参照ください。

論文とは


論文とは、基本的に下図のように構成され、一定の形式を持ち、あるテーマに関する自分の主張を、論理的な根拠を挙げながら、読み手に説明する文章です。自分の研究を読み手にわかりやすく伝えるために、タイトルや抄録の表現を工夫したり、文章の構成を整理したりすることも重要です。
また、検索で集めた情報を自分の論文の中で使う際は、他の研究成果を剽窃したことにならないよう、自分の文章と明確に区別した形で引用し、出典を明示しなければなりません。

参考文献または引用文献については書き方にも決まりがあります。

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参考文献リスト、引用文献リストの表記について


参考文献リストの書き方は、学会や雑誌ごとに決められています。
投稿予定雑誌の投稿規定や執筆要綱などをご確認ください。“Referenceの書き方は、原則APAスタイルを参照”などと記載があるはずです。

同じ論文がSIST02スタイルとAPAスタイルとで、それぞれどのように参考文献として記載されるか、下記の例で確認してみてください。

媒体ごとの書き方の決まりもあります。
図書1冊を参照したとき、図書の一部を参照したとき、電子ブックの場合など、それぞれスタイルごとに参考文献リストへの記載方法について定めがあります。
日本語文献の場合には、SIST02スタイルが参考になります。https://jipsti.jst.go.jp/sist/pdf/SIST_booklet2011.pdf
上記の資料では、参考文献の役割と書き方、媒体ごとの記載例が紹介されています。先生から配布された参考文献リストを見るときにも参考になりますので、一度見ておくとよいでしょう。

文中引用方法


論文の中での引用箇所の示し方(文中引用方法)についても、学会や雑誌で指定されたスタイルに従う必要があります。

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学術雑誌に投稿する論文を書く場合には、参考文献や文中引用の書き方のほかにも、図や表の作成方法、本文の長さ、段落のつくり方、略語の使用についてなど、細かい決まりがある場合があります。他にも投稿するための決まり(投稿資格など)がありますので、投稿したい雑誌がある場合には、執筆前に投稿規定、執筆要綱をよく確認をしてみてください。

文献管理ツールについて知ろう!

文献管理ツールとは

参考文献リストを作成するために、集めた論文の文献情報をWordやExcelに入力して管理し、参考文献リストを作成するのは大変です。

そんな時に、活用できるソフトウェアとして、「文献管理ツール」があります。文献情報を1か所でまとめて管理することができ、簡単に参考文献リストや文中引用を作成することができます。
論文を作成する際に文献管理ツールを使いこなすと、参考文献リストの作成・管理にかかる労力を軽減することができます。レポート作成の段階からぜひ活用してみてください。

論文の発表について

投稿先の雑誌について

どの学術雑誌に論文を投稿するかを検討する際は、所属の研究室など、同じ分野を研究している先輩や先生のアドバイスを聞いてみると参考になります。

自分で調べる場合に参考のひとつとなるデータベースとして、「JCR(Journal Citation Reports)」という学術雑誌評価ツールがあります。このツールで雑誌の「インパクトファクター(Impact Factor)」などを調べることができます。インパクトファクターとは、雑誌の影響度を表す1つの指標です。

  • その他の方法

投稿しようと考えている雑誌が主要なデータベースの収録対象誌になっているかどうかを調べたり、出版社や学会の Webサイトでその雑誌の対象読者層や対象分野などの情報を見たりすることも、投稿する際の参考になります。

  • オープンアクセス

論文を多くの読者に読んでもらうためには、論文を広く無料公開する「オープンアクセス」という方法があります。

オープンアクセスとは、学術論文などをインターネット上で無料で公開することで、誰でもフリーにアクセスできるようにすることです。オープンアクセスにするときの方式は大きく2種類、グリーンロードとゴールドロードと呼ばれるものがあります。

グリーンロード:機関リポジトリなどに研究者自身が自分の論文を公開することによってオープンアクセスにする方式です。UTokyo Repository(※1)にて論文などを公開する場合、この方式でのオープンアクセスとなります。

ゴールドロード:学術雑誌自体を無料にすることでオープンアクセスにする方式です。
読む人は購読料を支払う必要がありません。著者が費用(※2)を負担することで、雑誌の発行にかかる費用をまかないます。

学術誌としてしかるべき査読・品質管理をせず、オープンアクセス投稿料収入だけを目当てに論文投稿を勧誘するような悪質な出版活動が問題視されています。オープンアクセスについて詳しくまとめた「オープンアクセスハンドブック」 (※3)などもぜひご参照・ご活用ください。

※1 東京大学学術機関リポジトリ(UTokyo Repository)は、東京大学の学術成果物を集積し広く一般に配信するサービスです。取り扱う学術成果物としては、東京大学教職員・学生による学術雑誌投稿論文、学位論文、紀要・学内刊行物などがあります。配信する学術情報を随時募集しています。URL: https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/
※2 著者負担の費用を「APC (Article Processing Charge。論文出版加工料などと訳される)」といいます。東大構成員としての割引が適用される雑誌もあります。詳しくは附属図書館ウェブサイト内のAPCに関するページをご覧ください。(附属図書館サイト (URL: https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/) 内で「APC」で検索、【学内限定】)
※3 オープンアクセスハンドブック URL: http://hdl.handle.net/2261/72694

参考:ハゲタカ出版社の見抜き方 Wolters Kluwer 2021.9.29
参考:最適な論文投稿ジャーナルを選択するために Wolters Kluwer 2021.9.09

はじめてレポートや論文を書く際には、いろいろ迷うことも多いと思います。困ったときには、授業の教員や先輩などに聞いてみることも大事です。ASKサービス、講習会などもぜひご活用ください。

このページが皆様の学習、研究に少しでもお役にたちますように。