廃藩置県直後、新政府は条約改正を実現、一挙に政府の威信をたかめようとした。右大臣岩倉具視を特命全権大使、木戸孝允・大久保利通等を副使とする遣米使節団の一行が横浜を出港するのが明治4(1871)年11月12日のことである。この2冊のアルバムは、一等書記官として随行した何礼之の家に伝わった使節団一行の写真を、昭和6(1931)年、文部省史料編纂事務局が複成して作成したものである。 〔史料編纂所維新史料引継本 II−リ−113A 「岩倉大使一行写真帖」(2冊)〕
〔史料編纂所維新史料引継本 II−リ−113A 「岩倉大使一行写真帖」(2冊)〕