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素問入式運氣論奥  V11:1511 (宋)劉温舒 寛永21(1644)刊

素問入式運氣論奥

 内容は主に五運(土運、金運、水運、木運、火運)と六気(厥陰風木、少陰君火、少陽相火、太陰湿土、陽明燥金、太陽寒水)、およびその疾病との関係を解説した論である。


新編灸法口訣指南  V11:1011 岡本一抱  貞享2(1685)刊

新編灸法口訣指南

 岡本一抱(1686-1754)は、江戸時代中期の医師。越前福井藩医杉森受慶の子で、近松門左衛門の弟。京都で味岡三伯にまなぶ。古医書の平易な注釈書(諺解書)を数多く残した。


鍼灸極秘抄  V11:1399 永田徳本伝;木邨太仲編  安永9(1780)刊

鍼灸極秘抄



解屍編  V11:1001 河口新任(子遠)著  明和9(1772)刊

解屍編

 河口新任(1736 - 1811)は、江戸時代の蘭医。初め長崎に遊学して南蛮外科を学ぶ。のち京に上って、当時名医の聞こえ高い荻野元凱(1737 - 1806)について学んだ。70年(明和7)京都の西郊で元凱とともに刑死体を解剖し、このときの所見をまとめて『解屍編』として72年(明和9)に出版した。この解剖は杉田玄白らの江戸・小塚原の腑分の前年にあたり、本書は西洋解剖学の正しさを認識させるうえで大きな力があった。


骨度正誤圖説  V11:1193 村上宗占(親方)著  宝暦2(1752)跋刊

骨度正誤圖説



外療之一書  V11:1114 写

外療之一書



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