[解説パネルと展示図書から 4/4]

『Imperial College of Engineering(Kobu Dai Gakko) Tokei : Calender』



 工部大学校は工部省附属の技術教育担当機関であった。当初は「工学寮」として明治6年に開校され明治15年には 工作局所属から工部省本省の直轄となった。この動きの背景には、殖産興業や軍事力強化のために科学技術を重視するようになった 政府の姿勢がある。政府は工部大学校を世界でも有数の工科大学とすべく、教師はすべて外国人とし、また学課の授業は英語で行われた。

明治18年に政府が内閣制を採用する際、工部省を廃止したため工部大学校は文部省に移管され、またその直後の帝国大学令(明治19年)発布により、東京大学工芸学部(理学部より分離)とともに東京帝国大学工科大学を構成することとなった。  

 

当時の試験問題


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