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第7回大学図書館学生協働交流シンポジウムに参加してきました。

 

第7回大学図書館学生協働交流シンポジウムについて

 

 

2017年9月5-6日にかけて、愛媛県の愛媛大学で「第7回 大学図書館学生協働交流シンポジウム」が開催されました。中国四国地方の大学を中心に、東は東京都、南は沖縄県まで、学生・教職員合わせて30の大学から158名が集まりました。東京大学からは、ACSメンバー2名、職員1名の計3名が参加しました。

第7回目の今年度のシンポジウムは、「図書館がきりひらく航路(ミライ)―悩み解決・つながり強化―」というテーマのもと、活動行う上で各々が問題を感じていることについて、意見交換・共有が行われました。

 

 

「悩み解決」について

テーマにもある通り、今回は各団体の活動状況・事例の共有だけではなく、問題点を共有し、意見を出し合うことで解決を図ることが目指され、そのためのワークショップが本シンポジウムの目玉でした。いくつかのカテゴリから1つを選択し、グループに分かれて話し合った結果をポスターセッション形式で発表しました。

 

 

私が選択したのは「広報(図書館外での)」です。前年度の活動やACSのミーティング内容を踏まえて、団体自体や活動内容を学内で周知するにはどのようにすれば良いのか、考える必要があると感じたからです。

ポスターセッションを通して感じたのは、カテゴリによらず、多くの場面で広報の在り方を変えていく必要性が意識されていたことです。ほとんどの学生協働団体は、Twitterやホームページ等の情報発信方法を既に持っています。しかし、それが効果的に機能していないと感じている団体が多い印象を受けました。

 

ACSの今後について

全日程を経て、ACSの今後について以下のことを考えさせられました。

 

1.団体内での情報共有

1つは、団体内での情報共有の在り方です。とりわけ、現在進められている企画についての情報共有と、引継ぎ・情報蓄積です。

前者に関して、現在のACSではインターネット上のサービスを利用して行われていますが、自分が関わっていない企画については、ミーティングに参加できなければ現状を詳しく知ることが難しいように思います。PDF版の報告書でも少し触れていますが、他大学の情報共有の仕組みをシンポジウムで聞き、より簡便で負担が少ない方法を模索したいと思いました。そうすれば、限られているミーティングの時間を、より有効に活用できます。

後者に関しては、企画書や活動報告会の資料は残っていますが、引継ぎを意図した資料は作成されていません。確かに、全ての企画を次年度以降も継続して行うというわけではありません。しかし、企画を進めていく過程で発生した問題、重要なこと、効果があった工夫・仕組み等、他の場面でも活かせる情報はたくさんあります。他大学の図書館職員の方や、ACSを紹介するポスターセッションでの発表を通して、このような情報が残されずに、忘れられて行ってしまうのは勿体ないと感じました。今後、活動を更に展開していく上で、団体内での意見交換・現状報告の方法の見直しや、引継ぎ資料の作成等を行っていく必要があると思います。

 

2.団体外との情報共有

2つ目は、団体外との情報共有です。

これは、特に広報、他団体・学生・教職員との連携のための情報共有です。ACSという団体自体やその活動・イベントについて、今までの広報は十分であったか、疑問があります。そのため、対象や使用するメディアは適切か、掲示場所は適切か等反省・吟味を行うとともに、アンケートを通して、どのような広報が効果的なのか測り、その後の活動に繋げる工夫をしていきたいです。

また、他大学の学生協働には、学内広報誌を担当する団体との協力や、学内で開催される講演会との連動企画等の活動が散見され、刺激を受けました。もし、ACSにおいても、このように、図書館だけではなく、図書館以外の団体・学生・教職員も巻き込んだ企画を展開していくならば、緊密な報告・連絡・相談が非常に重要です。そのためにも、団体外に向けて情報を発信するだけではなく、互いに共有していくための方法を考えていきたいと思います。

 

他の学生協働団体の活動を知ったり、他大学の学生と同じテーマについて意見を出し合ったりする機会は、私にとって良い刺激になりました。ただ参加しただけで終わるのではなく,本シンポジウムの経験を今後の活動に活かしていきます。

 

 

 

第7回大学図書館学生協働交流シンポジウムHP:http://www.lib.ehime-u.ac.jp/sympo2017/

 

プログラム詳細PDF:第7回学生協働交流シンポジウム参加報告書(プログラムの詳細について)

 

 

 

 

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